■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- diamond in the rough
- venture capitalist (VC guy)
- getting fucked
- pirates
- sketchy
- I'll work it into my pitch
- withhold payment
- negotiate to death
- crinkle (a piece of paper)
- piggyback on
- CrackBerry
- Good Enough is the enemy of humanity
- Hack the Planet
- carrier wave
- it works / They! Fucking! Work!
- status symbol
- hostile takeover
- back-date / backdate
- App Store(application marketplace)
- touchpad / trackpad
- I created this entire product class
- go without me / you'll be fine alone
- There's only one minute in a minute.
1996年、カナダのウォータールー。冴えないオタク集団の会社「リサーチ・イン・モーション(RIM)」を率いるマイク・ラザリディスとダグ・フレギンは、世界を変える可能性を秘めたアイデアを持っていた。「電話の中にコンピューターを入れた者が世界を変える」——その信念のもと、彼らは一夜にしてプロトタイプを組み上げ、大手通信会社の会議室に乗り込む。やがて敏腕ビジネスマンのジム・バルシリーが加わり、三者三様の個性がぶつかり合いながら、世界初のスマートフォン「BlackBerry(ブラックベリー)」が誕生する。栄光の絶頂からAppleのiPhoneという黒船の登場、そして崩壊へ——実在の人物と出来事に着想を得た、笑いと哀愁が詰まったビジネスドラマである。
■この映画で使われている会話表現とスラング
diamond in the rough
磨けば光る原石/可能性を秘めた存在
diamond in the rough とは「磨けば光る原石」「見た目は地味だが可能性に満ちた人物や物事」を指す慣用表現である。rough は「未加工の」「磨かれていない」という意味で、ダイヤモンドは原石のままでは見栄えがしないが、磨けば最高の輝きを放つことから生まれた比喩表現だ。人物の才能や可能性が外見や状況によって隠されているとき、あるいは物や場所がまだ十分に開発されていないが将来性があるときに使われる。 She’s a diamond in the rough — give her some training and she’ll be your best employee.(彼女は磨けば光る原石だ、少し訓練すれば最高の社員になるだろう)や This neighborhood is a diamond in the rough — property values are going to soar.(この界隈は原石のような場所だ、不動産価値はきっと急上昇する)のように使う。ディズニー映画『アラジン』の劇中歌にも “A Diamond in the Rough” という表現が登場し、英語圏では子どもの頃から親しむフレーズでもある。 『ブラックベリー』では、資金繰りに窮したダグが、会社の状況を楽観的に表現しようとしながら We’re like… what did the cave say about Aladdin? Diamond in the rough?(俺たちみたいなもんだよ……アラジンの洞窟が何て言ったっけ?磨けば光る原石、だろ?)と言う場面がある。必死に状況を前向きに捉えようとするダグの純粋さと、アラジンを引用するというオタクらしさが微笑ましい。
venture capitalist (VC guy)
ベンチャーキャピタリスト
venture capitalist、略してVC は、主にスタートアップや成長段階にある企業に投資を行う投資家または投資会社のことを指す。venture(冒険的な事業)とcapitalist(資本家)を組み合わせた語で、リスクを取りながら高いリターンを狙う投資スタイルが特徴だ。シリコンバレーをはじめとするテクノロジー業界では特によく使われる用語であり、スタートアップ文化を語る上で欠かせない単語である。 VC guy は「ベンチャーキャピタリスト」を指すカジュアルな呼び方で、If you want funding for your app, you should pitch to some VC guys in Silicon Valley.(アプリの資金調達をしたいなら、シリコンバレーのベンチャーキャピタリストに売り込むべきだ)のように使う。 『ブラックベリー』では、ジム・バルシリーがマイクとダグのプレゼンを聞いた後、dismissive(お断りの)なトーンで Okay. Uh listen, we don’t do anything like that here. We are a commercial manufacturing company. You want to talk to a VC guy.(聞いてくれ、うちはそういうことはやっていない。うちは商業製造会社だ。ベンチャーキャピタリストに話を持っていくべきだ)と言い放つ場面がある。ジムが後にRIMに加わることを考えると、この最初の拒絶が実に皮肉的だ。
