■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- storm into
- frantic
- confidence rate
- I DON'T CARE!
- with the ancestors
- soured on / promises he's failing to deliver on
- civil / perform civility
- That's predatory.
- I wouldn't be here otherwise.
- You owe me. You owe my brother.
- slip my mind
- deal with
- out of the question
- sell someone out
- I've got it from here.
- window of useful consciousness
- government name
- I'm on it.
- yield
- Let us burn it together.
- What's the matter?
- I'm not buying it.
- take your time / I don't have time for this
- I'll take my chances.
- In and out.
- Wakanda Forever
ワカンダの王、T’Challaの死後、女王ラモンダと妹のシュリは深い悲しみの中で国を守ろうとする。世界各国がヴィブラニウムを狙って暗躍する中、海底都市タロカンを統べる神のような存在、ネイモアが現れ、ワカンダに同盟か滅亡かの二択を迫る。喪失と怒りを抱えたシュリが、やがてブラックパンサーの使命を継ぐまでを描いた、マーベル・シネマティック・ユニバースの大作。ライアン・クーグラー監督が、俳優チャドウィック・ボーズマンの早逝という現実の悲しみも物語に織り込み、哀悼と継承をテーマにした力作である。本スクリプトは撮影用ドラフトであり、実際の公開版とは一部異なる場合がある。
■この映画で使われている会話表現とスラング
storm into
勢いよく飛び込む/すごい勢いで入る
storm into は「嵐のように突入する」という意味の句動詞で、怒りや焦りや強い目的意識を持って場所に入り込む様子を描写する際に使う。物理的な激しさだけでなく、感情的な激しさも含んでいる点が特徴だ。storm out(勢いよく出て行く)、storm off(怒って立ち去る)、storm through(強引に突き進む)など、storm を使った表現は豊富にある。 She stormed into the office and demanded an explanation.(彼女はオフィスに怒鳴り込んで、説明を求めた)や He stormed into the meeting without knocking.(彼はノックもせずに会議室に飛び込んできた)のように、感情がたかぶっている人物の行動を描写するのに便利な表現だ。 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の冒頭、シュリは心拍数が急落するT’Challaを救おうとハーブの合成に取り組む中、SHURI storms into her lab moving with frantic urgency(シュリは必死の形相で研究室に飛び込んだ)と描写されている。この一語に、彼女の絶望的な焦りと兄への強い愛情が詰まっている。storm into という表現は、まさに「嵐の前の静けさ」ではなく、嵐そのものの状態で場に入ることを意味しており、シュリの内面の荒れ狂いが体の動きにそのまま表れている。 日常会話では、誰かが感情的になって部屋に入ってきたときの描写として非常によく使われる表現だ。子どもが怒って部屋に入ってきたとき、He stormed into his room and slammed the door.(彼は自分の部屋に飛び込んでドアを思い切り閉めた)のように使う。
frantic
必死の/半狂乱の/焦りまくった
frantic は「必死の」「焦りや恐怖で正常な判断が難しくなっている状態」を表す形容詞だ。panic よりもエネルギッシュで動き続けているイメージがあり、sit there in a panic(呆然とパニック状態)よりも frantic の方が「動き回っている」感覚に近い。frantic search(必死の捜索)、frantic pace(ものすごいペース)、frantic energy(狂ったようなエネルギー)のように使う。 She was frantic with worry when her child didn’t come home.(子どもが帰ってこなくて、彼女は気が気でなかった)や The last few days before the deadline were absolutely frantic.(締め切り前の数日間はもう必死の一言だった)のように使える。 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の冒頭では、SHURI storms into her lab moving with frantic urgency(必死の焦りをみなぎらせながら)と描写されている。urgency(緊迫感)と frantic(必死)の組み合わせが、状況の絶望的な切迫感を鮮明に伝えている。映画の冒頭からこれほどの緊張感を一語で出せる frantic は、感情描写において非常に強力な語彙だ。
