■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- Here we go again.
- out of order
- holed up
- Totally safe.
- You can never have enough ~.
- whatever's going on
- safe and sound
- Thank God ~
- Can you imagine?
- Code Red
- exponentially
- dormant
- eradicate
- a victim of its own success
- carrier
- exponentially / go cross-species / go airborne
- court-martialed
- misgivings
- Loads.
- instinctively
- Damn.
- repatriation
- exponentially / go airborne まとめ
- stray
- What's on TV tonight?
- scratch ~ tactics
- You'd fucking better be.
2007年公開のイギリス製ホラー映画『28週後…』は、ダニー・ボイル監督の『28日後…』の続編として、ファン・カルロス・フレスナディージョが監督を務めた作品である。凶暴化ウイルス「レイジ」によって壊滅したイギリスに、28週後、再建と帰還の試みが始まるが、再びウイルスが解き放たれてしまう。本稿では、このスクリプトに登場する興味深い英語表現とスラングを取り上げて解説する。
■この映画で使われている会話表現とスラング
Here we go again.
また始まった/またか
Here we go again. は「またか」「また始まった」という意味の口語表現で、望ましくない状況や繰り返しに対するうんざり感や諦め、時には軽い皮肉を込めて使われる。同じ問題や行動パターンが繰り返されるときに反射的に出る表現で、非常に日常的だ。 She’s late again. Here we go again.(また彼女が遅刻だ。またか)や Every time we try to have a calm dinner, someone starts arguing. Here we go again.(落ち着いた夕食を取ろうとするたびに誰かが口論を始める。またかよ)のように使う。肯定的な場面でも「いよいよ始まったな」という意味で使うことがあるが、多くの場合はネガティブなニュアンスを帯びる。 『28週後…』では、カレンが亡くなったはずの恋人がいつ帰ってくるかについて期待をふくらませ、食卓でボウルを彼のために置く場面がある。その様子を見たジェイコブが under his breath(小声で)Here we go again.(またか)とつぶやく。それまでも同じことを繰り返してきたのだろうという疲弊感と、彼女の妄想めいた行動への苛立ちが、この短い一言に凝縮されている。ストーリーのムードを一気に暗くする、非常に効果的なセリフの使い方だ。
out of order
非常識な/ひどい/度が過ぎた
out of order はもともと「故障中」「順番が狂っている」という意味だが、イギリス口語では「非常識な」「度が過ぎた」「ひどい」という意味でよく使われる。誰かの言動が礼儀をわきまえていない、または状況にそぐわないと感じたときに使う批判表現だ。 That comment was totally out of order.(そのコメントはまったく非常識だった)や You can’t say something like that to her — that’s out of order.(彼女にそんなことを言うなんて、度が過ぎてる)のように使われる。アメリカ英語では rude や inappropriate に相当する表現だ。職場でも日常会話でも幅広く使える表現で、特にイギリス映画やドラマでは頻繁に登場する。 『28週後…』では、ジェイコブがカレンの恋人について「もし生きていたとしても、感染していなければお前の首に噛みつくだろう」と辛辣なことを言う場面があり、ドンが You’re out of order, Jacob.(ジェイコブ、度が過ぎてる)と咎める。感染者の脅威という現実と、それでも待ち続けるカレンの気持ちを踏みにじるような発言に対してドンが毅然と反応する場面で、出された場面と発言の重みが絶妙に合わさった使い方となっている。
