■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- Previously, on 21 Jump Street...
- Teenage the fuck up!
- Infiltrate the dealer, find the supplier!
- You're a fucking nerd.
- Amiright?
- Work Hard Yes, Play Hard Yes
- It's not a touch screen.
- You look really old.
- I'm okay with fine.
- Nobody thinks they're racist.
- He's like the fucking Terminator!
- Cut the cord!
- Anchoring
- Inductive reasoning / Deductive reasoning
- Eiffel Tower
- Not being gay is the new gay.
- You're a walking fanny pack.
- Happy Halloween, motherfucker.
- Sasha Grey is someone's daughter.
- Reforge the bond.
- I'm the first one in my family to pretend to go to college.
- Cargo shorts, motherfucker.
本作は2012年の大ヒットコメディ映画『21ジャンプストリート』の続編として制作されたアクションコメディである。元々は1980年代のアメリカのテレビドラマが原作で、若い顔の警察官が高校に潜入捜査するという設定が骨格となっている。今作ではジェンコとシュミットのコンビが大学に送り込まれ、新たな合成ドラッグ「WhyPhy」の密売組織を追う。脚本はオレン・ウジエルによるもので、笑いと友情、アイデンティティの模索というテーマが軽快なテンポで描かれている。前作同様、続編映画や「同じことを繰り返す」という映画産業そのものへのメタ的な自己言及ユーモアが随所にちりばめられており、ただの笑えるアクションコメディに留まらない仕掛けが随所に施されている。
■この映画で使われている会話表現とスラング
Previously, on 21 Jump Street…
「前回の21ジャンプストリートでは……」(ドラマの予告風ナレーション)
Previously, on ~ は、テレビドラマで各エピソードの冒頭に前回のあらすじを振り返る際に使われる定番のフレーズだ。日本語では「前回の~では……」にあたる。英語学習者にとっては、連続ドラマを英語で視聴する際に必ずといっていいほど出てくる表現であり、発音とともに覚えておきたい。 この表現はそのままテレビ的なお約束として使われるだけでなく、日常会話でもパロディ的に引用されることがある。たとえば、友人に昨日の出来事を説明するとき Previously, on my life…(俺の人生の前回は……)のように笑いを取りながら状況説明をするのに使える。 『21ジャンプストリート2』の冒頭では、なめらかな男性のナレーション(Smooth Male Voice)が Previously, on 21 Jump Street… と語り始め、前作のあらすじをコミカルに振り返る。このナレーター自身が「こんな仕事をしているとは思わなかった。ジュリアード出身なのに」と愚痴をこぼしたり、脚本に突っ込みを入れたりする構成になっており、映画そのものが自分自身をネタにするメタコメディの性格を持っていることを冒頭から鮮明に示している。 Previously, on ~ の文型は単純だが、英語でこのフレーズが耳に入ってくるだけでドラマの世界に引き込まれる感覚があり、続きを聞きたくなる効果がある。英語学習においてドラマを素材にする際、この表現が聞き取れるようになると「英語耳」が育ってきた証拠のひとつとなる。
Teenage the fuck up!
「もっと10代らしくしろ!」(強調を伴う命令)
この表現はディクソン司令官のセリフで、teen up(10代らしく振る舞え)という意味に、the fuck という強意語を挿入した形だ。the fuck は動詞や形容詞の間に挿入されて強調を表す口語表現で、単独で使うと下品だが、スラングの文脈では驚きや怒り、強い強調を表す際に広く使われる。 What the fuck are you doing?(一体何をやってるんだ?)や Get the fuck out of here.(さっさと出て行け)のように、命令文や疑問文に組み込まれる。Teenage the fuck up! のように、既存の動詞や名詞の間に入れて即興的に表現を強化するこの技法は、英語ネイティブが感情を爆発させるときに特徴的に現れる。 『21ジャンプストリート2』ではディクソンが、年齢的には明らかに高校生に見えない二人に向けて Teenage the fuck up! と叫ぶ場面がある。前作から引き続くギャグで、「どう見ても高校生に見えない大人が高校生のふりをする」という設定自体が笑いの核になっている。この映画が自分自身の不条理さを常に意識しており、それを笑いに変換していることを示すセリフだ。 the fuck 系の強調表現は映画やドラマで非常に頻繁に登場するため、意味と機能を理解しておくと英語のニュアンスの幅がぐっと広がる。ただし、フォーマルな場面での使用は厳禁であることは言うまでもない。
