■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- Like he owns the place.
- Hit the jackpot.
- Career-maker.
- All hands on deck.
- Take it or leave it.
- Wiggle room.
- Gen pop.
- Screw you confidence.
- Spill your guts.
- Dealbreaker.
- Run a scam.
- Keep your nose clean.
- Rethinking his life choices.
- A revolting, satanic twisting of the facts.
- Make their toes curl.
- Go back to the law.
- With good behavior... who knows?
- Finger guns.
『ベター・コール・ソール』最終話「Saul Gone」は、ジミー・マクギル/ソール・グッドマン/ジーン・タカヴィックという三重の人格を生きてきた男の、長い逃避行の終わりを描く。ネブラスカで逃亡生活を送っていたジーンはついに逮捕され、連邦裁判所での有罪答弁に臨む。凄腕弁護士として7年半という驚異的な司法取引を実現しかけるが、法廷で突然、自らその取引を破壊するような真実の告白を始める。脚本・監督はピーター・グールド。シリーズ全体を通じて積み上げてきた「ジミーとはいったい何者だったのか」という問いへの、重くも誠実な答えが示される傑作最終話である。
■この映画で使われている会話表現とスラング
Like he owns the place.
まるでそこの主人公みたいに/堂々と
like he owns the place は「まるでその場所のオーナーであるかのように」という意味の口語的な慣用表現で、ある人物が非常に堂々と、あるいは傲慢なほどくつろいだ態度でふるまっているときに使う。肯定的な「貫禄がある」というニュアンスにもなれば、否定的な「図々しい」「なんて厚かましい」というニュアンスにもなり、文脈によって解釈が変わる。 She walked into the meeting and started talking like she owned the place.(彼女は会議に入ってくるや、まるでその場の仕切り役であるかのように話し始めた)のように使う。他者の自信や無遠慮さを描写するのに便利な表現で、日常会話でもビジネスの場でもよく耳にする。 『ベター・コール・ソール』の最終話では、逮捕されて留置所の電話を使うソールが、壁にもたれながら電話をかける様子が描かれ、Saul leans against the wall as he cradles the phone, looking like he owns the place.(壁にもたれ、電話を受話器のように抱えるソールは、まるでそこの主人公のように見える)とト書きに書かれている。手錠をかけられ、法廷で死刑宣告にも等しい量刑を突きつけられているはずの男が、警察署の中でこれほど堂々としているという対比が、ソール・グッドマンというキャラクターの本質を鮮やかに表している。 She walked into the party like she owned the place.(彼女はパーティーに、まるでそこのホスト役であるかのように入ってきた)のように使うことができ、自信たっぷりな人物の様子を描写する際に非常に役立つ表現だ。
Hit the jackpot.
大当たりを引く/最高のチャンスをつかむ
hit the jackpot は、もともとギャンブル用語で「最高賞金(ジャックポット)を当てる」という意味だ。転じて「非常に幸運な結果を得る」「思いがけない大きな恩恵を受ける」という意味で広く使われる慣用表現となっている。宝くじや賭けに限らず、良い仕事を得たとき、素晴らしいパートナーに出会ったとき、思わぬ幸運が訪れたときなど、あらゆる「大当たり」に使える。 He really hit the jackpot when he landed that promotion.(あの昇進を手にしたとき、彼は本当に大当たりを引いた)や I hit the jackpot finding this apartment — it’s perfect and cheap.(このアパートを見つけたのは大当たりだった、完璧で家賃も安い)のように使う。 『ベター・コール・ソール』の最終話では、逮捕されたソールが留置所の電話からかつての検事のビル・オークリーに電話をかけ、Keep up, Bill. You’ve hit the jackpot.(ついてきてよ、ビル。大当たりを引いたんだよ)と言う場面がある。逮捕されて手錠をかけられている状況にもかかわらず、「自分の弁護士になることはビルにとって大チャンスだ」と言い切るソールの強引な楽観主義と自信が、このフレーズに凝縮されている。普通の人間なら途方に暮れるような状況で「大当たりだ」と宣言できるのが、ソール・グッドマンという人物の本質だ。
