■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- crack a book
- old man
- Skype / Skyping
- minuscule
- Blame me
- You snooze, you lose
- cherish
- do-gooder
- infuriating
- ogle
- fini
- rolling a boulder up a hill
- the apple doesn't fall far from the tree
- sworn to secrecy
- corny
- demarcated
- set me up to fail
- ogling / I make love to them with my eyes
- ticking bomb / set a timer
- parallel tracks
- put upon
- mayor of crazy town
- blah blah blah
- work on someone
- ephermal / passing through
ジェシーとセリーヌが夜明けのウィーンで出会ってから18年。二人は今やパリで双子の娘たちを育てながら暮らしている。ギリシャでの夏の終わり、ジェシーは前妻との間に生まれた14歳の息子ハンクをシカゴへ見送り、別れの辛さを噛みしめる。その夜、友人たちが二人のために用意してくれたホテルの一室。낭만的なはずの夜が、二人の間に積もりに積もった感情の爆発の場へと変わっていく。リチャード・リンクレイター監督、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー共同脚本による「ビフォア」三部作の完結編である。恋の始まりを描いた第一作から約20年、愛とは何か、人生とは何かを二人の会話だけで問い続ける傑作だ。
■この映画で使われている会話表現とスラング
crack a book
本を開く/読書をする
crack a book は「本を開く」「少しでも読書をする」という意味のインフォーマルな表現だ。crack には「開く」「割る」というニュアンスがあり、crack a book で「本の表紙をパリッと開く」という動作をイメージした表現になっている。否定形で使われることが多く、He never cracks a book.(あいつは全然本を読まない)のように、読書をしない怠け者ぶりを指摘するときによく登場する。 アメリカ英語の口語表現で、特に学生に対して勉強しているかどうか尋ねる場面でよく使われる。Did you even crack a book before the exam?(試験前に少しは本を開いたの?)や You’ll never pass if you don’t crack a book.(本を開かなければ絶対に受からないよ)のように使える。 『ビフォア・ミッドナイト』の冒頭、ジェシーは空港でシカゴへ帰る息子ハンクに You going to play video games the whole flight, or do you think you might actually crack a book?(フライト中ずっとゲームするつもり?それとも少しは本を読んだりする?)と問いかける。父親として息子の知的な成長を気にかけながらも、命令するのではなくユーモアを交えて促す場面だ。ハンクのぶっきらぼうな Probably read some.(たぶん少し読む)という返答との対比が、思春期の息子と父親の距離感をうまく表している。crack a book という表現は、日常会話の中で自然に使える便利なフレーズなので、覚えておくと役立つだろう。
old man
お父さん/おやじ
old man は文脈によって複数の意味を持つ口語表現だ。家族の文脈では「父親」を指すインフォーマルな言い方として広く使われる。my old man と言えば「うちのおやじ」という意味になり、親しみと少しの照れが混じったニュアンスがある。かつてはさらに「夫」を指す用法もあったが、現代ではやや古風な印象になっている場合もある。 Hey, go easy on your old man.(おやじにもう少し優しくしてやれよ)や My old man never let me stay up late.(うちのおやじは夜更かしを絶対に許してくれなかった)のように使う。日本語の「おやじ」に近い感覚で使うと理解しやすい。 『ビフォア・ミッドナイト』では、ジェシーがハンクに対して If I write you an email, don’t be scared to write me back, okay? It won’t kill you to let your old man know what you’re thinking about and what’s going on, you know?(メールを送ったら返事を怖がらないでくれよ。お父さんに何を考えてるか知らせるくらいはできるだろう?)と言う場面がある。ここでの your old man はジェシー自身を指しており、息子との距離を縮めようとしながらもどこかぎこちない父親の姿が滲み出ている。普段はクールな発言が多いジェシーが、このシーンでは珍しく素直な感情を見せていて印象的だ。
