■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- Motherfuck / Motherfucker
- Are you kidding me? / Are you seriously kidding me?
- You gotta be fucking kidding me!
- double booked
- protocol
- sorted
- hang in / hang out
- come on
- I'm good
- suit yourself
- go nuts
- I'll be right back
- put out
- snap / You scared the shit out of me
- cliche(クリシェ)
- take a risk
- get your heart ripped out of your chest
- play ball
- at the moment / at this time
- unprofessional
- the lam / on the lam
- liquidating / liquidate
- pro bono
- scrape up
- What gives?
- squatter / squat
デトロイトの荒廃した住宅街に建つ小さなレンタルハウス。深夜に到着した女性テスは、すでに別の男性が部屋を借りていることに気づく。やむなく二人は一夜を共にするが、翌日、テスは地下室で恐るべき秘密を発見する。ザック・クレッガー監督・脚本によるホラー映画で、2022年に公開された。荒廃したデトロイトの街並みを舞台に、エアビーアンドビーの二重予約という日常的なトラブルから始まり、やがて想像を絶する恐怖へと発展していく構成が高く評価された。ジョージア・キャンベル、ビル・スカルスガルド、ジャスティン・ロングらが出演。
■この映画で使われている会話表現とスラング
Motherfuck / Motherfucker
くそっ/このやろう
motherfuck、あるいはより一般的な形である motherfucker は、英語圏で最も強い罵倒語のひとつである。本来は非常に下品な言葉だが、映画やドラマ、カジュアルな会話では感嘆詞や罵倒語として幅広く使われており、特にアメリカ英語では日常語に近い位置づけになっている。驚き、怒り、失望、困惑など、さまざまな強い感情を表すのに使われる。 使い方としては、まず単独で感嘆詞的に使う場合がある。Motherfuck!(くそっ!)は何か予期せぬ失敗や不運に直面したときに思わず口をついて出る言葉だ。また、Oh motherfucker, I locked my keys in the car.(くそ、車の中に鍵を閉じ込めてしまった)のように、具体的な状況とともに使うことも多い。名詞として That motherfucker stole my wallet!(あいつが財布を盗んだんだ!)のように使うこともある。さらに、形容詞的に This motherfucking printer never works.(このくそプリンターはまったく動かない)のように使われることもある。 文脈によっては必ずしも怒りを意味するわけではなく、驚きや感嘆を表すこともある。That was a motherfucking incredible performance!(あれは信じられないくらいすごいパフォーマンスだった!)のように、ポジティブな文脈でも使われることがある。ただし、公式の場や目上の人の前で使うのは厳禁である。 『バーバリアン』では、テスが暗い夜の中、荒廃した住宅街の前でロックボックスのコードがうまく入力できず、Motherfuck.(くそっ)と吐き捨てる場面がある。深夜、見知らぬ街で雨に打たれながら宿に入れないという状況でのこの一言は、観客の共感を誘うリアルな反応だ。上品な表現ではないが、現代のアメリカ映画においてこうした罵倒語がどのように機能しているかを知るうえで重要な表現といえる。
Are you kidding me? / Are you seriously kidding me?
冗談でしょ?/本気で言ってるの?
Are you kidding me? は「冗談でしょ?」「本気で言ってるの?」という意味の非常によく使われるインフォーマルな表現である。信じられないことが起きたときや、相手の言ったことが受け入れがたいときに使う。直訳すると「私をからかっているの?」となるが、実際には驚きや呆れ、怒りを表す感嘆表現として機能している。 You got a ticket for jaywalking? Are you kidding me?(信号無視で切符を切られたの?冗談でしょ?)のように、信じがたい状況に対して使う。Are you seriously kidding me? と seriously を加えることで、さらに強い驚きや呆れを表せる。同じ意味の表現として You’re joking.、No way!、Seriously?、You’ve got to be kidding me. なども頻繁に使われる。 また、Are you kidding? という短縮形もよく使われ、こちらは「冗談でしょ」という意味だけでなく、「もちろんだよ」というポジティブな文脈でも使える。Are you coming to the party? — Are you kidding? Of course I am!(パーティーに来る?——冗談でしょ、もちろん行くよ!)のような使い方だ。 『バーバリアン』では、テスがロックボックスを開けたものの鍵が入っていないことを発見した場面で、Are you kidding me?(冗談でしょ)と言い、さらに Are you seriously kidding me?(本気で言ってるの?)と繰り返す。深夜に鍵なしで外に立ち尽くすという絶望的な状況における、テスの自然な反応がよく表れた表現だ。同じ表現を強めながら繰り返すことで、フラストレーションのエスカレートを表現している点も興味深い。
