■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- Scourge of darkest evil.
- Chicks love the gear.
- The Iceman Cometh.
- Copsicle.
- Everything ... Freezes.
- Didn't your mother ever tell you not to play with guns?
- Score. And the crowd goes wild.
- It's the hockey team from hell.
- Cop-suey.
- Caution. Bridge may ice over.
- Freeze well.
- Ain't it grand?
- Gorilla my dreams.
- Pheromone dust.
- I'm not the marrying kind.
- Wild doesn't exactly cover it.
- Secrets are a virtual prerequisite in this house.
- Acceptable losses in a battle to save the planet.
- Mammals. So smug in your towers of stone and glass.
- Love hurts. In my case it kills.
- It's a jungle in here.
- That's gotta hurt.
- Despite all your talents, you are still a novice in the ways of family.
- Rubber lips are immune to your charms.
- We're going to need a bigger cave.
1997年公開のジョエル・シュマッカー監督作品。バットマン(ジョージ・クルーニー)とロビン(クリス・オドネル)のコンビが、凍てつく武器を操るミスター・フリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)と、植物を操る毒の女ポイズン・アイビー(ユマ・サーマン)、そして超人的怪力を持つベイン(ジープ・スワンソン)の連合悪に立ち向かうアクション大作である。アキバ・ゴールドスマンが脚本を手がけ、バットガール(アリシア・シルバーストーン)も登場するなど、キャラクターが豊富に盛り込まれている。コミカルなセリフ回しやアイス・パンの多用が特徴的で、英語学習の素材としても興味深い表現が数多く含まれている。
■この映画で使われている会話表現とスラング
Scourge of darkest evil.
最も暗き悪の天敵
scourge は「天罰」「災い」「鞭で打つもの」という意味の名詞で、比喩的には「社会の悪を打ち払う者」というニュアンスで使われる。歴史的には scourge of God(神の鞭)という表現がよく知られており、アッティラ大王などが「神が異教徒に下した天罰」として語られた。現代英語では、the scourge of poverty(貧困という災い)や the scourge of crime(犯罪という害悪)のように使われることが多い。英雄や正義の象徴が自らを指して使う場合は、「悪を打ち払う者」「正義の鉄槌」といった荘厳なニュアンスになる。 日常会話ではやや大仰な表現として使われることがあり、He’s become the scourge of corrupt politicians.(彼は腐敗した政治家たちの天敵になった)のように用いる。また、You’re a scourge!(あなたは本当に厄介者ね!)と軽い皮肉として使うこともある。 『バットマン&ロビン』では、ロビンが自分の名乗り方についてバットマンに問われた際、Nightwing. Scourge of darkest evil.(ナイトウィング。最も暗き悪の天敵)と格好よく宣言する場面がある。ところがバットマンは This is all about fashion for you, isn’t it?(君にとってこれは全てファッションの問題なんだな?)とばっさり返し、ロビンは It’s the gear. Chicks love the gear.(装備だよ。女の子は装備に惚れるんだ)と開き直る。英雄的な決め台詞と軽いジョークが対比されるコミカルなシーンで、scourge という重厚な単語がユーモラスな文脈に置かれているのが面白い。単語そのものの意味だけでなく、使われる文脈によってセリフ全体のトーンがどう変わるかを学べる好例だ。
Chicks love the gear.
女の子は装備(ファッション)に惚れるんだ
chick はアメリカ英語のスラングで「女の子」「女性」を指す俗語表現だ。本来は雛鳥を意味するが、1960年代ごろから若い女性を指すスラングとして定着した。現代では性差別的とみなされる場合もあるため、使用には文脈の注意が必要だが、映画やポップカルチャーの中では引き続きよく登場する。Hey, chick!(よう、お嬢さん!)や She’s a cool chick.(彼女はイケてる子だね)のような使い方がある。 gear はイギリス英語のスラングで「かっこいいもの」「装備」「衣装」を意味する。That outfit is pure gear!(そのコーデ、めちゃくちゃかっこいい!)のように使われる。また、gear は「麻薬」を指すスラングとして使われることもあるため、文脈に注意が必要だ。日本語の「装備」と「ファッション」の両方の意味を含むような表現で、特に男性が自分のコスチュームや道具を指して使う場面では「かっこいい武装」というニュアンスが出る。 『バットマン&ロビン』で、バットマンに「これは全てファッションの問題なのか」と突っ込まれたロビンが、It’s the gear. Chicks love the gear.(装備だよ。女の子は装備に惚れるんだ)と返す。英雄としての使命感よりも、自分の衣装が女性にモテるかどうかを気にするという、若いロビンらしい軽いキャラクター描写だ。スラングを組み合わせた短いセリフが、キャラクターの個性を鮮やかに浮かび上がらせている。
