■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- sloppy seconds
- crap shoot
- the plot thickens
- goofrabba(Goooo-frabba)
- implosive anger(爆発型と内向型の怒り)
- anger partner
- lose it
- I'm calm!
- Goo-frabba / snap / go off like a firecracker
- Sarcasm is anger's ugly cousin.
- LOSS OF PERSPECTIVE!!!
- whipped
- Give me a break!
- ticking time bomb
- Uncontrolled Rage Syndrome(URS)
- He wants back in.
- the nine year itch
- divide and conquer
- preemptive strike
- rage-aholic
- trial separation
- I'll bury you on the beach.
- Who are you?(自己紹介の哲学的な問い)
- Executive assistant(エグゼクティブ・アシスタント)
- Bayowhip!
- snap / I snapped
ピーター・シーガル監督、アダム・サンドラー&ジャック・ニコルソン主演の2003年公開のコメディ映画。温厚な性格のサラリーマン、デイヴ・ケスラーは、飛行機内での些細なトラブルで「女性に暴行した」として有罪判決を受け、裁判所命令によりアンガーマネジメント(怒り管理療法)を受けることになる。担当セラピストとして現れたのは、常識外れで型破りなバディ・ライデル博士。バディは強引にデイヴの自宅に転がり込み、職場にまでついてくるなど、デイヴの日常を根底から引っかき回していく。果たしてバディの奇行は本当に「治療」なのか、それとも別の目的があるのか。ジャック・ニコルソンが演じるバディの存在感が圧倒的で、アダム・サンドラーとの掛け合いが随所で笑いを生む。スクリプトはデイヴィッド・ドーフマンによる原案に、ティム・ハーリーとアダム・サンドラー自身が改訂を加えたものである。
■この映画で使われている会話表現とスラング
sloppy seconds
おさがり/誰かが使った後のもの(俗語)
sloppy seconds は直訳すると「べたべたした二番目」となるが、実際には「誰かが使った後のもの」「前の人が手をつけたもの」を指す俗語表現だ。もともとは性的なスラングとして使われていたが、日常会話でも「誰かが先に使ったり食べたりした後に回ってきたもの」という意味で広く使われるようになっている。軽蔑的なニュアンスを含むことが多く、自分が二番目に扱われることへの不満を表す際に用いる。 I don’t want sloppy seconds — get me a fresh one.(おさがりはいらない、新しいのを持ってきてくれ)や He only asks me out when his first choice says no. I’m not going to be sloppy seconds.(彼は本命にフラれたときだけ私を誘う。おさがり扱いされるのはごめんだ)のように使う。 『アンガー・マネジメント』では、封を切ったら一口食べられていたマウンズバーという菓子をデイヴが店員に突き返す場面でこの表現が登場する。店員はデイヴに対して So you’re sloppy seconds.(つまりあんたはおさがりってわけだ)と言い放つ。一口かじられたチョコレートを渡されたデイヴの困惑と、まったく悪びれない店員の態度のギャップが笑いを生む。この映画の冒頭シーンで、デイヴという人物が「理不尽なことに対して声を上げられない」温厚すぎる性格であることを端的に示すやり取りになっている。スラングの持つ卑俗さが、店員の非常識なキャラクターをより際立たせる効果を持っている。
crap shoot
運任せ/博打
crap shoot(またはcrapshoot)は「運任せのこと」「結果が予測できない賭け」を意味するアメリカ英語の口語表現だ。クラップス(craps)というサイコロ賭博に由来しており、roll the dice(サイコロを振る)と同様に「結果が運次第」というニュアンスで使われる。ビジネス、人間関係、日常の決断など幅広い文脈で使われる表現だ。 Starting a new business is a crap shoot, but sometimes you have to take the risk.(新しいビジネスを始めるのは賭けだが、時にはリスクを取らなければならない)や Hiring without an interview is a total crap shoot.(面接なしの採用は完全に運任せだ)のように使う。 『アンガー・マネジメント』では、店員がデイヴに対してキャンディを買うことについてYou buy candy, is crap shoot. Roll dice, no win each time.(キャンディを買うのは博打だ。サイコロを振っても毎回勝てるわけじゃない)と言う場面がある。一口かじられたチョコレートに対してのクレームを「それは運次第だ」と一蹴する店員のとんでもない論理が笑いを誘う。映画冒頭の不条理なコメディの雰囲気を凝縮したセリフであり、デイヴが置かれる理不尽な状況の第一弾として機能している。roll the dice という表現も合わせて覚えておくと会話で役立つ。
