■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- Sprechen Sie English?
- check out
- Q&A time
- Drag.
- Kinda
- jazzed about
- nullify
- I feel some kind of...connection.
- Wanna
- wander around
- Turn out
- for Chrissake
- haunt
- bullshit detector
- passive-aggressive
- stand in line
- bail out
- projections(romantic projections)
- slot in / plug in
- Slow fizzle
- Death ups the ante.
ヨーロッパを旅するアメリカ人青年ジェシーは、ウィーン行きの列車の中でフランス人女性セリーヌと出会う。意気投合した二人は、衝動的にウィーンで途中下車し、翌朝ジェシーの飛行機が出発するまでの一夜を共に過ごす。美術館も観光スポットも関係ない。二人はただ、夜の街を歩きながら人生・愛・死・言語・宗教・孤独について語り合う。1995年にリチャード・リンクレイター監督が制作したこの作品は、特別な出来事が何も起きないのに、観る者の心を深く揺さぶるという稀有なロマンス映画の傑作である。続編『ビフォア・サンセット』(2004年)、『ビフォア・ミッドナイト』(2013年)と合わせて「ビフォア三部作」として世界中に熱狂的なファンを持つ。
■この映画で使われている会話表現とスラング
Sprechen Sie English?
英語を話せますか?
Sprechen Sie English? はドイツ語で「英語を話せますか?」という意味だが、正確には Sprechen Sie Englisch? とつづるのが正しいドイツ語だ。ここでは英語話者が外国語を不完全に使おうとする様子が表れており、それ自体がユーモアとリアリティを生んでいる。外国語で話しかけようとして完全ではないという、旅行者あるあるの場面だ。 英語で同じ意図を伝えるには Do you speak English? が最も一般的な表現だ。海外旅行や異文化交流の場面で使う基本中の基本のフレーズである。Can you speak English? も同じ意味だが、Do you speak ~? の方がより自然で丁寧な響きがある。Excuse me, do you speak English? I’m looking for the train station.(すみません、英語を話せますか?駅を探しているんですが)のように使う。 『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』では、ジェシーがウィーンの街を歩きながら地元の人二人に話しかける場面で Excuse me. Sprechen Sie English? と言う。相手のカールが Yah, of course.(ええ、もちろん)と答えると、もう一人のテックスが Perhaps you speak German for a change?(たまにはドイツ語を話したら?)と笑いながら返す。この冗談が二人の関係の軽快さを示しており、異文化の中で旅人がどのようにコミュニケーションを試みるかを自然に描いているシーンだ。外国語で話しかけようとする姿勢自体が、相手への敬意と積極性を示すことをこのシーンは教えてくれる。
check out
見てみる/調べる/チェックアウトする
check out は英語の中でも特に多用途な表現の一つで、文脈によって意味が大きく変わる。最も基本的な用法は「調べる」「見てみる」「試してみる」という意味で、口語で非常によく使われる。Hey, check out this new restaurant!(ねえ、この新しいレストランを試してみよう!)や You should check out this book.(この本、読んでみたらいいよ)のように使う。 また、ホテルなどでの「チェックアウトする(退室手続きをする)」という意味でも使われる。さらにスラングとして、誰かをじろじろ見る、特に外見に関心を持って見る、という意味にもなる。He was checking her out at the party.(パーティーで彼は彼女のことをじっと見ていた)のような用法だ。また I’m going to check out(意識を失う/眠る)という意味で使われることもある。 『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』では、ジェシーがセリーヌに向かって We can check out the town.(街を見て回ろう)と言う場面がある。ウィーンに一緒に降り立とうと説得するセリフの中で使われており、「見てみよう」「楽しんでみよう」という軽いニュアンスが出ている。この表現は観光・旅行の文脈で非常に自然に使えるため、英語学習者にとって覚えておきたい表現の一つだ。日本語の「ちょっと見てみよう」に最も近い感覚だと言える。
