■この映画のご紹介
Table of Contents
−- ■この映画のご紹介
- ■この映画で使われている会話表現とスラング
- Gimme a dollar.
- No big loss.
- I heard the BAT got him.
- Five stories, straight down. There was no blood in the body.
- You're trespassing, Ratbreath.
- Tell your friends. Tell all your friends. I AM the night.
- decent people
- Velvet Death
- Don't flatter yourself.
- I didn't ask.
- Shoot to kill.
- A-1 nut boy
- Watch the suit.
- You can make a good decision when you try.
- Decent people shouldn't live here.
- If Grissom knew about us... he might kill you.
- I've been dead once already. It's very liberating.
- Jack? Jack's dead, my friend. You can call me Joker.
- Where does he get those wonderful toys?
- I'm not reconciled to no longer being twenty-one.
- You got no future, Jack.
- I am the world's first fully functioning homicidal artist.
- Put on a happy face.
- I've given a name to my pain and it is BATMAN!
- It's not a normal world.
- I wear a cape. You take pictures.
1989年公開、ティム・バートン監督によるダークヒーロー映画の金字塔である。犯罪都市ゴッサム・シティを舞台に、謎の覆面ヒーロー「バットマン」こと富豪ブルース・ウェイン(マイケル・キートン)が、化学工場の事故で顔を失い「ジョーカー」へと変貌した犯罪者ジャック・ネイピア(ジャック・ニコルソン)と対決する物語だ。原作はボブ・ケインによるDCコミックスのキャラクターで、脚本はサム・ハムとウォーレン・スカーレン。ダークでゴシックな美術、プリンスによる音楽、そしてジャック・ニコルソンの怪演が話題を呼び、世界的な大ヒットを記録した。本作はアメコミ映画の在り方を根底から変えた歴史的作品であり、現代のスーパーヒーロー映画ブームの礎を築いた一作といえる。
■この映画で使われている会話表現とスラング
Gimme a dollar.
1ドルくれよ
gimme は give me の口語的な短縮形で、非常にくだけた表現である。正式な場では使わないが、日常会話ではごく自然に使われる。Gimme a break!(いい加減にしてよ!)、Gimme a second.(ちょっと待って)のように幅広い場面で応用できる。特に要求や懇願をカジュアルに伝えるときに便利な表現だ。 Gimme a hand with this, will you?(これ手伝ってくれない?)や Gimme your honest opinion.(正直な意見を聞かせてよ)のように使う。give me と比べて、投げやりな感じや気軽な親しみが加わるのが特徴だ。日常会話でネイティブスピーカーが頻繁に使う表現なので、聞き取れるようにしておくと大いに役立つ。 『バットマン』では、薄汚れたデレリクトが通りすがりの観光客親子に向かって Gimme a dollar? と呼びかける場面がある。最初は物乞いに見えたこの男が、実は仲間の一員だったことが後に明かされ、観客を欺くミスディレクションとして機能している。また、Mister. How about it. One dollar? Are you deaf? Do you speak English?? と続く台詞は、無視され続ける苛立ちと圧力の高まりをうまく表現している。都市部の危険な路上という舞台設定をリアルに描く上で、こうしたスラング表現が絶大な効果を発揮している。英語を学ぶ上でも、こうした「口を開いたときに出てくる最初の言葉」を習得することは、自然な英語の習得に直結する。
No big loss.
大した損失でもない/どうってことない
No big loss. は「大した損失でもない」「どうってことない」という意味の口語表現である。誰かが去ったり、何かが失われたりしたとき、それをあっさりと切り捨てるような冷淡なニュアンスで使われることが多い。He quit? No big loss.(彼が辞めた?大したことないよ)のように使う。 反対に「実は大きな損失だ」と言いたいときには That’s a big loss. や That’s a huge setback. などを使う。No big deal.(大したことじゃない)や It’s not a big deal.(別に大事じゃない)と似たニュアンスだが、「失ったものへの評価を下げる」感覚がやや強い。 『バットマン』では、悪の組織のボスであるグリッソムの右腕、ジャック・ネイピアが部下のエディについて、Johnny Gobs got ripped and walked off a roof, all right? No big loss. と冷たく言い放つ場面がある。仲間の死を「大した損失でもない」と片付けるこのセリフは、ジャックの冷酷さと、後にジョーカーへと変貌する歪んだ価値観を予感させる。英語学習の視点では、No big loss. のような短いが意味の重い慣用句を習得することで、より自然な英語表現が身につく。
