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You have the right to remain silent. ⇒ 黙秘権があります。|逮捕シーンの超定番。|警察・探偵・スリラー

ゆぶろぐ 2026年5月27日 1 分の読み取り

Table of Contents

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  • You have the right to remain silent.とは?
  • ミランダ警告とは何か?
  • ミランダ警告の全文と構造
  • どんな場面で使われるのか?
  • 会話例
  • 表現のポイントと関連知識
  • まとめ

You have the right to remain silent.とは?

英語の刑事ドラマや犯罪映画を見ていると、逮捕シーンで必ずといってよいほど耳にするフレーズがあります。You have the right to remain silent.もそのひとつです。日本語に訳せば、「あなたには黙秘権があります」「黙って いる権利があります」といった意味になります。

これは単なるセリフではなく、アメリカの法律に基づいた正式な権利告知のひとつです。警察官が容疑者を逮捕する際に読み上げることが義務づけられており、この告知を行わなかった場合、容疑者の供述が証拠として使えなくなる可能性があります。映画やドラマの定番シーンとして広く知られていますが、その背景には重要な法的根拠と歴史があります。この記事では、この表現の意味・由来・構造・使われる場面・関連表現まで詳しく解説していきます。


ミランダ警告とは何か?

You have the right to remain silent.は、「ミランダ警告(Miranda Warning)」または「ミランダ・ライツ(Miranda Rights)」と呼ばれる一連の権利告知の冒頭部分です。この告知は、アメリカ合衆国において逮捕・拘留された人物に対して、取り調べの前に必ず行われなければなりません。

その名称の由来は、1966年のアメリカ連邦最高裁判所の判決「Miranda v. Arizona(ミランダ対アリゾナ州事件)」にあります。アーネスト・ミランダという人物が、権利について十分な説明を受けないまま自白させられたとして争われたこの裁判で、最高裁は「逮捕された人は黙秘権と弁護士を依頼する権利について告知される必要がある」という画期的な判断を下しました。これ以降、この告知はアメリカ全土で法的義務となりました。


ミランダ警告の全文と構造

You have the right to remain silent.はミランダ警告の出発点であり、続けて以下のような文が告げられます。

You have the right to remain silent.
黙秘権があります。

Anything you say can and will be used against you in a court of law.
あなたが言ったことは、法廷においてあなたに不利な証拠として使われる可能性があります。

You have the right to an attorney.
弁護士を依頼する権利があります。

If you cannot afford an attorney, one will be appointed for you.
弁護士費用を支払えない場合は、国選弁護人が選任されます。

この一連の告知の中でも、You have the right to remain silent.は最初に述べられる最重要の権利であり、刑事ドラマでも単独で取り上げられることが多い表現です。文の構造はシンプルで、「You(あなた)+ have(持っている)+ the right to ~(~する権利を)+ remain silent(黙っていること)」という形になっています。remain silentは「沈黙を保つ」「黙ったままでいる」という意味のフレーズです。


どんな場面で使われるのか?

この表現が登場する典型的な場面を見てみましょう。

  • 刑事や警察官が容疑者に手錠をかけ、逮捕を宣言するシーン
  • 尋問室に入る前に、容疑者の権利を確認する場面
  • 犯罪ドラマで、捜査の山場となる逮捕シーン全般
  • 法廷ドラマで、権利告知がされていたかどうかが争点になる場面

また、日常的な英語表現としても応用されることがあります。たとえば冗談っぽく友人に向かって「You have the right to remain silent!」と言い、「余計なことを言わなくていいよ!」というニュアンスで使われる場面も映画やドラマでは見られます。もちろんこれはユーモラスな用法であり、本来の法的な意味とは異なります。


会話例

実際の使われ方をいくつかの場面別会話例で確認しましょう。

例1:逮捕シーン

Officer: You're under arrest for armed robbery.
         You have the right to remain silent.
         Anything you say can be used against you in court.
Suspect: I didn't do anything! You've got the wrong guy!

警察官:武装強盗の容疑で逮捕します。黙秘権があります。
        あなたの発言は法廷で不利な証拠となる場合があります。
容疑者:俺は何もしてない!人違いだ!

例2:法廷での権利確認

Lawyer: Were you informed of your rights when you were arrested?
Client: The officer said, "You have the right to remain silent,"
        but I was so scared I didn't understand anything.

弁護士:逮捕された際に権利の告知を受けましたか?
依頼人:「黙秘権があります」と言われましたが、怖くて何も理解できませんでした。

表現のポイントと関連知識

① remain silentという表現について

remain silentは「黙っていること」を意味しますが、ここでのremainは「~のままでいる」という意味の連結動詞です。stay silentとほぼ同じ意味ですが、remainの方がよりフォーマルで法律的な文脈にふさわしい語感があります。

② the right to ~という構文

the right to ~は「~する権利」という意味の非常に汎用性の高い構文です。たとえば、the right to vote(選挙権)、the right to free speech(言論の自由)など、人権・市民権に関する表現で広く使われます。英語学習者はこの構文をしっかり身につけておくと、法律・政治・社会に関する英文を読む際に大変役立ちます。

③ 日本の黙秘権との比較

日本にも同様の権利が存在し、日本国憲法第38条および刑事訴訟法において「何人も自己に不利益な供述を強要されない」と定められています。日本では取り調べの際に「黙秘権があります」と告知されますが、アメリカのミランダ警告ほど厳格な手続きルールが確立されているわけではなく、その運用には違いがあります。


まとめ

You have the right to remain silent.は、アメリカの法制度に根ざした重要な権利告知の表現であり、英語圏の映画・ドラマを理解する上で欠かせない知識のひとつです。単に「黙っていい」という意味にとどまらず、その背景には1960年代の歴史的な最高裁判決と、個人の権利を守るための法的仕組みが存在しています。この表現を知ることで、英語力だけでなく英語圏の文化・法律への理解も深まるでしょう。

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ゆぶろぐ

こんにちは、ゆぶろぐです。
言葉には、辞書には載っていない「空気」があります。 「どんな表情で?」「どんなトーンで?」 そんな英語の「空気」ごと味わえるよう、フレーズと共に映画のワンシーンを紹介しています。あなたの英語学習が、もっとドラマチックなものになりますように。
本名、吉成雄一郎(よしなりゆういちろう)。株式会社リンガポルタ代表取締役社長。東京電機大学教授、東海大学教授を経て現職。

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